日本人は、見知らぬ人に声をかける時に、相手を呼びません。
「すみません」「ちょっといいですか」
対して、英語では見知らぬ人を呼ぶ言葉を持っています。
「Excuse me sir」
英語には見知らぬ人を呼ぶ呼称がある一方、日本語には見知らぬ人は見知らぬ人で呼称がないこと、このような違いは、英語を学んでいて面白いなと感じます。
男性に対して
Mr. + last name
sir (adult male of any age)
女性に対して
Ms. + last name (married or unmarried woman; common in business)
Miss + last name (unmarried woman)
Mrs + last name (married woman who uses her husband’s last name)
ma’am(adult female – North American)
子供、もしくは近しい人に対して
Honey (child, romantic partner, or younger person)
Buddy, Bud (very informal between friends or adult-to-child)
Dear, Sweetie, Darling
Babe or Baby (romantic partner)
Pal (father or grandfather calls male child)
日本語では知らぬ人に対して、「すみません、おじさん」とは言いません。これはおじさん単体に対する呼び名が無いからです。この理由は、それぞれの言葉の土台となっている文化の違いでしょうか。勝手な解釈ですが、日本文化の中では、見知らぬ人を呼ぶ、必要性が無かったので現在の日本語にはなく、英語圏の文化には、見知らぬ人を呼ぶ必要があったので、生まれたのかもしれません。
- 使う
「はい、上官」
「質問良いですか、先生」
「すみません、課長」
「社長」
- 使わない
「道聞いてよいですか、警官」
「水ください、スチュワーデスさん」
思いつく呼びかけ言葉をあげてみました。これらに共通するものは、一緒にいる時間が長くなる関係性となると、相手の肩書きを呼ぶ話し言葉が現れ、一時的な関係性だと相手を呼ぶ話し言葉の必要性がなく作られなかったのではないでしょうか。
私は、英語を習い、日本語との違いを知ることで、日本語に対して以前よりも注意深く知るようになりました。英語を学ぶことにより、日本語を意識できたのは良かったことだと思っています。
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