イギリス大学院に留学する際に絶対に必要なGPA。
社会人になって大学院留学を決意してからだと、どうあがいてもGPAは上げることはできません。昔の自分がとったGPAで戦う他ありません。
GPAはどれくらいあれば良いのか?良く聞かれる質問です。
各大学は何点以上だった合格、といった明確な基準を公表していませんので、推測するしかありません。ただ、イギリスの大学院は、GPAだけで判定されるのではなく(足切りはあるかもしれませんが)、パーソナルステートメント、推薦状の総合点で合格が決まります。日本の大学のように、点数でバシッと決まってしまう方が明確でわかりやすいですかね。
ただ、GPAだけで判断されないのは、スコアが低い受験生からしたら、挽回できるチャンスです。
それでも気になるのがGPA、基準がどっかにないかなと探していたら、ウォーリック大学のサイトに必要なスコアの記載を見つけました。
イギリスのウォーリック大学での基準となるGPA
Overseas Qualifications: UK Equivalent Scores
これはウォーリック大学が発表しているサイトです。世界各国のGPAは、イギリス基準ではこのくらいに相当だよ、そしてウォーリック大学ではこれくらいあれば良いよ、といったことがまとまっています。
国によって大学の質が違いますし、GPAの付け方が違うので、多くの国の基準が細かく記載されています。
よく、ここまで各国の大学の水準を計算して(?)、調査したのだと脱帽です。
中身を見ると、GPAをイギリス基準に換算してウォーリック大学のpostgraduate courses(大学院コース)では、Second class or higherが必要。ただ科学系の学科はLower Second (2.2) or higherでもよく、逆にアートや社会科学はUpper Second (2.1) or higherが必要とのことです。
分類は下記の通りなので、ウォーリック大学の大学院コースでは、科学系では50%以上を推奨、アートや社会科学は60%以上を推奨しているということになります。
分類 | スコア |
First Class Honours(1st) | 70% |
Second Class Honours, Upper Division(2:1) | 60–69%(アート&社会科学の最低ライン) |
Second Class Honours, Lower Division(2:2) | 50–59%(科学系学科の最低ライン) |
Third Class Honours(3rd) | 40–49% |
Pass |
ただし、GPAは完璧な指標じゃない、一つの指標でしかない。GPAについて疑問があるのだったら、各学科に直接聞いてくれ、ということが記載されています。
GPAは1つの要素にすぎないので、この基準を信じ込まないで、行きたい大学には直接聞いてみましょう。
日本のGPAをイギリスのGPAに換算
日本のGPAをイギリス式に換算した記載も見つけられます。
A score of B or 3.0 from a well ranked institution is considered comparable to a UK 2.1, while a score of C or 2.0 is considered comparable to a UK 2.2.
有名大学のGPA3.0がSecond Class Honours, Upper Division(2:1)。GPA2.0がSecond Class Honours, Lower Division(2:2)だそうです。しかし、well ranked institutionが、どこまでの大学を指すのか不明ですよね。6大学以上とかでしょうか。
わたしの場合はGPAは2.6だったので、仮に出身大学が有名大学の括りであるならば、Second Class Honours, Lower Division(2:2)です。これだと科学系の基準はクリアしているということになります。わたし自身の体験談は下記になりますので、参考に()してみてください。
結局のところ、ウォーリック大学の注意書きにもあったように、GPAは合否を決める要素の1つです。
イギリスの大学院はアプライする際に費用がかからないので、GPAが低くても応募するだけして、受かったらもうけもの、と気楽にいきましょう。
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